まめとっこは、野外保育経験豊富なスタッフと、園児の保護者が心と力をひとつに合わせて運営・保育をつくるようちえんです。
見えないところで育っているものがあることを信じる
子どもがその子のペースで育ち生きることを信じる
子どもの姿やさまざまな経験を見守る
「信じる・待つ・見守る」姿勢、
…つまり子どもを一人の人として尊重しながら子どもの人生に伴走する姿勢は、幼児期以降の子育ち・親子関係を支える軸になります。
だから、幼児期の育ちを専門家に委ねるのではなくて、大人もともに育つ場をつくりたい。それを実現するための共同保育です。
大人はあたたかい空気で子どもたちを見守る存在となり、子どもの心に寄り添いありのままの姿を見つめながら、ここぞというときには子どもの育ちをそっと手助けします。
園児の保護者は、保育参加日・安全管理・係のしごと・定例会などを通して子どもや自分を知ったり、子育てを考えたりする機会が得られます。
同じ年齢の子どもたちの集団は、大人にとって管理しやすく「教え」やすいかもしれません。でもそれは「学校生活」だけの話。実生活の中では、同じ年齢の集団の中で「みんなと同じ」ことを求められ評価を受けることはありません。
まめとっこでは、私たちが暮らす実社会と同じように、年齢やできることの違う子どもたちがひとつの集団の中にいます。リュックを持ってもらったり、待ってもらったり、泣いているときに声をかけてもらったり。大きい子から受け取ったやさしさや思いやりが、また次の小さい子に渡されていきます。ケンカや葛藤もしながら、自分とは違う人をそのまま受け入れともに生きる力が育ちます。
毎日森に通うようちえんだけでなく、家庭の事情やニーズに応じて森のようちえんに出逢い「信じる・待つ・見守る」子育ち親育ちに踏み出すチャンスがあります。このことによって、お母さんの子育てがラクになり、幸せな親子が広島に増えることを願っています。
まめとっこを卒園したあとも、ともに育った仲間とともに森に戻れる場所があります。
ようちえん時代に遊んだ森、広島県内の自然公園、キャンプ場などなど…ようちえん時代以上の年齢幅があり、学齢期になったからこそできる遊びや活動を月1回ペースで展開しています。それを見守るのは、卒園児の母や父たち。年に数回、ファミリー参加できる回もあります。
まめとっこの主な活動フィールドは、広島市安佐南区大塚・伴地区の森。園舎は大塚東に位置します。
園舎周辺へは広島市内中心部から車で20分ほどで到着。山陽自動車道五日市ICから近く、草津沼田道路・石内バイパス・広島高速4号線など幹線道路からもアクセスしやすい場所なので、安佐南区のみならず佐伯区・西区・中区・南区・廿日市市東部などからの登園も可能です。
園舎はそこだけぽっかりと残されたような里山の風景にたたずみ、園舎の近くをキジが闊歩しています。裏山をはじめとする森のフィールドも驚くほど豊か。子どもたちは仲間とともに存分に遊び、季節や天候に応じて豊かな恵みや経験を重ねて成長します。
なお、どのフィールドも森の入り口が山の中腹にあるため、公共交通機関や自転車や徒歩ではアクセスできません。
ようちえんでは送迎に車が必須です。
築約100年の古民家を園舎としてお借りしています。室内では、にじみ絵・制作・積み木や絵本を楽しみ、庭では虫取りをしたり、本物の台所道具を使っておままごと。裏山にはほどよく光が差し込み、四季を通じて心地よく過ごせる場所が広がっています。
園舎はふむふむの助成金をいただいて2014年に改修しました。杉無垢材の床板で、夏も冬も快適に。建具を取り外して、広々と使えるように。現在もこつこつとセルフリノベーション中です!
活動フィールドごとにいくつかの表情豊かなルートがあり、さまざまな遊びや経験を重ねることができます。
フィールド選びのこだわり
●トイレがある
●駐車場がある
●携帯電話の電波が入る(万一のときすぐに助けを呼べるように)
●ある程度人通りがある(人目につかない奥山だと安全面で不安があるため)
※安全のため、フィールドの固有名詞は一般公開していません。