保護者・スタッフの声

まめとっこのようちえんって、実際のところどうなんだろう?

一般的な園と、どんなふうに違うんだろう。

子どもにとって、どんな3年間になるのかな。

 

いっぷう変わったようちえんに、

一足先に飛び込んでみた家族やスタッフの生の声、読んでみてください。

 

 

 

在園児保護者の声

我が家はまめとっこの卒園児の小学 2 年生の長男、近所の私立幼稚園に通っている年少の長女、年長でまめとっこのようちえんに通っている次男がいます。我が子がそれぞれ小学校・森のようちえん・私立幼稚園と通っていて思ったことは、学校・幼稚園での日々の様子が全然分からないということ!

まめとっこでは親も当番に入った時に様子が見れる事も大きいですが、日誌を全員で共有していたり、日々の活動後に当番の人から色々なエピソードや様子を教えてもらえます。長男がまめとっこに通っていた頃は、まめとっこしか知らなかったので、子どもの様子や成長をしっかり見られて感じられることがこんなに贅沢なことだとは気がついていませんでした。

 

子どもの様子がよく見える分、時には見えすぎてつらいこと、苦しいこともたくさんありました。そのたびに悩み、時には涙しその気持ちとしっかり向き合ってきたことで、ありのままの我が子の姿を少しずつ受け入れることが出来るようになりました。(まだまだ修業中ではありますが...特に長男には涙)

 

仲間達と遊び楽しそうな姿や頼もしい姿、一生懸命壁を乗り越えてきた姿もたくさん見てきました。その時間が今「この子達はきっと大丈夫」と思える自信にも繋がっています。子どもにとってもですが、母の自分にとってもまめとっこでの日々が心の根っこになっています。

大切なこの時期の成長を、一緒に見守ってみませんか??

(2015年度入園・2017年度卒園男児、2017年度入園男児母)

 

 

我が子と向き合うと、つまらないことが気になったりついつい小言を言いたくなってしまうとき、ありませんか?

まめとっこで保育当番に入れば、斜め後ろからワクワクしている我が子の背中をコッソリ覗くこともできるし、自分に代わってしっかりと我が子の言い分を聞いてくれる大人もいる。恐らく普通の幼稚園では相変わらず親と子でしかない関係が、ここでは一園児と一保育者という関係を持つこともできる。向き合うと、真正面からいろいろと見えてしまうけれど、みんなで輪になっていれば、少し距離を置いていい意味で目をそらせたり、逆に正面からは見えなかったキラキラを発見したり!まめとっこという輪の中でフレキシブルな親子時間が持てることは、入園時には思いもよらなかったまめとっこの魅力のひとつです。

(2016年度入園男児・2018年度卒園男児母 在園時に執筆)

 

 

息子はこの4月からまめとっこに通い始めました。それまでは2年間保育園に通っていました。転園を決めた理由は、タイミングよく育休に入れたことと、以前親子で参加していたさやまめ(まめとっこ)がどーーしても気になっていたからです。

公園へ行っても、オープンスペースへいっても、周りの人のことを気にしながら、どこか無理をして子どもを遊ばせている私がいました。だけど、さやまめに通っていた時は、私も息子ものびのびと過ごせていました。親子共に自然体でいられる場所だったのです。息子は好奇心旺盛であちこち走り回り、興味をもった目の前のものに夢中になって遊びます。それを見て「走っちゃダメ」「静かに」「順番よ」など世間体を気にした言葉をかけることなく、子どもが楽しく遊ぶ様子を見守ることができました。子ども自身が見つけたやりたい遊びをやりたいように思い切りすることって、今のご時世、簡単なようで意外と難しくて、それをできる場所があるということはとてもありがたいことだなと感じます。

 

また、まめとっこは子どもについて語れる場でもあります。我が子のことはもちろん、そらまめの子どもたち全員についての話ができます。幼稚園や保育園では担任の先生くらいにしか我が子のことを話せる人がいないかもしれませんが、まめとっこでは、お母さんたちやスタッフが子どもたちをよ~く見ていてくれるので、どの大人とも子どもの話ができます。しかもいろんな人がいろんな角度から見ていてくれるので、母親の自分では気づけなかった我が子の姿を発見したり、その行動に対してそんな捉え方があるのか~とはっとさせられたりすることがあります。

入園して約1か月、ここには書ききれないくらいいろんな経験をしました(笑) あんなことやこんなことあったよ~と日々話す私に、夫は言いました。「まめとっこって、いろんなことさせてくれるんだね~」と。森で遊ぶことがメインではありますが、毎日の絵本や手遊びに、にじみ絵、野外料理、創作活動、季節の行事などなど、たくさんの体験もできます。友達と関わりながら楽しく遊ぶことやケンカをすることもできます。

まさに今、幼児期に経験させたいと思うことを存分にさせてあげることができて、それを自分は特等席で間近で(時には離れた所で)見ることができる。そんな贅沢な場所はここしかないんじゃないかなあ。

(2019年度途中入園男児母)

卒園児保護者の声

この春、長男がまめとっこを卒園し、小学生になりました。

森でのびのび育ってきた毎日から一転、教室の中で先生の話をしっかり聞く生活。たくさんの人たちに守られてきた幼児時代から一転、子どもたちだけで歩いて小学校に通う生活。何もかもが新しい環境です。

さて、入学した長男を送り出す母の気持ちは…「大丈夫」。不思議と心配の気持ちはまったく沸いてこなかったのです。もちろん、車の多い道も通るので、事故に巻き込まれたら...と考えるのはこわいです。これからの学校生活の中で、本人がつまずくことも出てくるかもしれません。それでも...「うん、大丈夫。この人なら何とかするだろう」と思えるのです。

まめとっこは共同保育なので、わが子を預けて終わり。ではありません。親も保育の当番に入るし、運営のための仕事も少しずつ分け合ってやっています。面倒…? 大変…? よく言われます。

でも子どもと同じ景色を一緒に見てきて、同じ空間を共有してきて、自分が当番の日もそうでない日も、濃い時間を一緒に、毎日毎日積み重ねてきました。誰かに預けっぱなしではなく「自分で育ててきたこと」で、長男との間に、確かな信頼と根っこができている気がしています。

だからこその「大丈夫」。

きっとこれからもいろいろ大変なことはあるかもしれませんが、「大丈夫」です。

 

そして「自分で育ててきた」というのは、自分一人で育ててきたという意味ではありません。親にも子どもにも、いつもそばに仲間がいてくれたから、家族がいてくれたから、自分の子を自分で育てることができました。

 

わが家は転勤族で、夫の仕事も忙しく、完全にワンオペ育児。少しでも子どもから離れたくて、早く保育園に預けて働こうと思っていた時期もありました。でも縁あってまめとっこに入って、この貴重な幼児時代を一緒に過ごせる幸せを手放さなくてよかった! 大好きな森の中で、私も長男も、一緒に育ってきたことは、きっとこれからの私たち家族を「大丈夫」と支えてくれるでしょう。よし、また新たなステージへ進もう!

次男の話はまた別の機会に♪ 

兄弟ぜんぜん違って、それぞれの気持ちで、まめとっこでの生活を味わっているようです。

(2017年度秋途中入園・2018年度卒園男児、2018年度入園男児の母)

 

 

まめとっこライフをフルコースで楽しんだ我が子は、この四月に小学生になりました。園舎もなければ時計もない、制服もなければ給食もない。ないないづくしの森からいきなりの小学校。「大丈夫!」とドーンとかまえていたはずだけれど、入学直前はやはり心配でした。

 

しかし、入学して約一ヶ月。彼女は逞しかった。毎日重たいリュックを担いでいましたから重いランドセルもへっちゃら。大人当番にいつも「トイレに行きたい」と伝えていましたから初日から先生に手を挙げて言えたそう。「まめとっこみたいに友だちできるかな?」と不安げでしたが、早速隣の席の子と意気投合したようですし、離れた席の子に「お友だちになろう」と話しかけられたそう。

 

知り合いのいない小学校へたった一人で通うことにはなりましたが、同じような卒園児があと四人いることも心の支えになりました。そして、入学式には愛の込められたまめとっこからの祝電も。「担任の先生からもらった!」と持って帰ってきた娘のうれしそうな顔!卒園したけれど、私と長女の心のねっこには森でのキラキラした毎日と仲間たちの笑顔があるのです。今から色々あるだろうけど、きっと大丈夫。何かあっても乗り越えられる強さを信じています。

 

...そんな日々を積み重ねられるのがまめとっこなのです。その第一歩がすぐ目の前にありますよ!卒園母はと言いますと...、そんなにさっと気持ちを切り替えられるわけもなく、サポートスタッフでまだまだお世話になりますです(笑)

(2015年度入園・2017年度卒園女児の母)

スタッフの声

早いもので保育スタッフになって2年目に突入しました。一昨年までは、保育協力者を経て園児の母となり、仲間と共に濃い4年間を過ごしていました。我が子の卒園を機に晴れて保育スタッフとなり、日々子ども達の成長から感動や刺激をもらって大人の在り方のヒントをもらって人間の器を大きくしてもらって幸せをもらって……もらってばかりですね(笑)

そんな長いまめとっこ人生の中でも一番の収穫は、「待つ」ということを教えてもらったこと。この技術? 癖? は自分の子育てにも大いに役立っています。子どもだけに限ったことではなく、人は気長に待ってもらえると安心しますね。

そして何よりいろんなことにチャレンジすることが自分のタイミングでできるというのが大切なポイント! 自分のタイミングで何かをすると、それが失敗でも他人のせいにすることがない気がします。これが主体的に行動するということで、自分を生きるということなのではないかなと感じています。森という自然の力も借りて心も体も解放されながら、子どもがその子のタイミングで何かにチャレンジするのをじっくり待つことを意識して保育に入っています。そのタイミングを見逃さないようにこちらにもしっかりとアンテナを張り巡らせて♪

さらに2018年度から保育チームを立ち上げ、子どもの年齢に応じた発達課題を考えた保育計画を立てて密かに動いています。あくまでもその時の子ども達の様子が最優先ですので、密かなのですが…。このあたりも、まめとっこの柔軟な保育の特徴です。「あれができるこれができる」という目に見える成長を求めるお母さんたちには物足りなさを感じるかな!? そんな時は、誰でもいくらでもお話を聞いてくれるし、してくれますよ~♪ もちろん、私も❤

まめとっこの主役は、子どもとお母さん。

子育てって、きっといつまでも形を変えながら大変です。それを負担と思わず、少しでも楽しくおかしくそこに向き合えるように私たちお母さんにも仲間が必要。そんな仲間を私たちは広島の森で首を長~くして待っているのです!  ぜひ、まめとっこを通して一緒に人間が育つ不思議を味わいませんか?

(2014年度途中入園・卒園男児、2015年度入園・2017年度卒園男児母、保育スタッフ)

森のようちえん まめとっこ

 

認可外保育施設(幼児教育・保育無償化対象園)

ひろしま自然保育認証園Ⅰ型

NPO法人森のようちえん全国ネットワーク連盟安全認証団体

イクちゃんサービス加盟店

 

活動エリア

安佐南区大塚・伴地域(旧沼田町エリア)

園舎所在地 広島市安佐南区大塚東
事務所所在地 広島市安佐南区沼田町阿戸649
電話 090-9947-0533(夜間・早朝はご遠慮ください)
代表 石井千穂
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